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放射線量換算 (Bq / Ci ・ Gy / rad ・ Sv / rem)

放射線の単位を相互換算するツール。 放射能 (Bq, kBq, MBq, GBq, TBq, Ci, mCi, µCi)、 吸収線量 (Gy, mGy, µGy, rad, mrad)、 線量当量 (Sv, mSv, µSv, rem, mrem) の 3 物理量グループに対応。 グループ内のみ正しく換算 (異なる物理量はまたげない)。

放射線量換算 (Bq / Ci ・ Gy / rad ・ Sv / rem)について

放射線量換算ツールとは

このツールは、 放射線の単位を相互換算します。 3 つの物理量グループに分かれており、 グループ内のみ正しく換算できます (異なる物理量はまたげません):

  • 放射能 (1 秒あたりの崩壊数): Bq, kBq, MBq, GBq, TBq, Ci, mCi, µCi
  • 吸収線量 (物質が吸収するエネルギー): Gy, mGy, µGy, rad, mrad
  • 線量当量 (人体への影響): Sv, mSv, µSv, rem, mrem

医療被ばく (CT・X 線)・福島・チェルノブイリのニュース・米国基準 (Ci, rad, rem) の解読・放射線業務従事者の指標などで使われる単位を 1 つの式空間で扱えます。

主要な係数

  • 1 Ci (キュリー) = 3.7 × 10¹⁰ Bq = 37 GBq (米国旧単位、 ラジウム 1 g の放射能)
  • 1 rad = 0.01 Gy = 10 mGy (米国旧単位)
  • 1 rem = 0.01 Sv = 10 mSv (米国旧単位)
  • 1 Gy → 1 Sv の換算は放射線の種類で変わる (γ/X/β は 1:1、 中性子は 5〜20 倍、 α 線は 20 倍)

参考値:

  • 自然放射線 (日本): 約 2.1 mSv/年 (世界平均 2.4 mSv/年)
  • 胸部 X 線 1 回: 約 0.06 mSv
  • 胸部 CT 1 回: 約 7 mSv
  • 東京-NY 飛行機往復: 約 0.1 mSv (高高度宇宙線)
  • 放射線業務従事者 線量限度: 100 mSv / 5 年 (年 50 mSv 上限)

Bq, Gy, Sv ― 何が違う?

放射線関連の単位は混同されがちですが、 測っているものが完全に違います:

  • Bq (ベクレル): 放射性物質が 1 秒間に崩壊する原子核の数。 物質の量を表す。 例: 牛乳 100 Bq/kg
  • Gy (グレイ): 物質 1 kg が吸収したエネルギー [J/kg]。 物質の被ばくを表す。 例: がん治療の照射 2 Gy/回
  • Sv (シーベルト): 人体への生物学的影響を補正した量 = Gy × 放射線荷重係数。 健康影響の指標。 例: 自然放射線 2.1 mSv/年

「Bq の食品を食べた」 と「mSv 浴びた」 は別概念。 Bq から人体影響 (Sv) を推定するには、 食品の種類・代謝・年齢で変わる「実効線量係数」 を使った別計算が必要です。

よくある質問

Q. 1 Sv 浴びると死ぬ?
全身に短時間で 1 Sv (= 1000 mSv) を浴びると、 急性放射線症状 (吐き気・倦怠感) が出始めます。 4 Sv で約 50% が死亡 (LD50)、 7〜10 Sv でほぼ全員死亡。 一方、 同じ 1 Sv でも 1 年かけて少しずつ受ければ急性症状は出ず、 長期的な発がんリスクの上昇 (約 5% 増) が問題になります。 線量だけでなく「短時間か長期間か」 で人体への意味が大きく変わります。
Q. CT 1 回で年間被ばくの 3 倍も浴びるの?
概算では Yes。 胸部 CT 約 7 mSv ÷ 自然放射線 2.1 mSv/年 ≒ 3.3 年分。 ただし医療被ばくは便益 (病気の早期発見) と引き換えなので、 「過剰検査でなければ被ばくを上回るメリット」 という判断で行われます。 PET-CT や腹部 CT はさらに高線量。 不要な検査は避け、 必要な検査はためらわず受けるのが原則です。
Q. なぜ米国は今も Ci, rad, rem を使う?
1985 年に米国 NIST は SI 単位 (Bq, Gy, Sv) への移行を勧告しましたが、 原子力業界・医療現場では旧単位 (Ci, rad, rem) が深く定着していたため、 切り替えに時間がかかりました。 現在も米国の規制 (NRC: 原子力規制委員会) は両単位併記、 学術論文は SI が標準。 米国資料を読むときは換算が必要。

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