ダイス確率計算機 (NdS+M 記法・TRPG 対応)
サイコロの確率・期待値を無料で計算。3d6と1d20など2条件の成功率を比較し、分布グラフと全件の表で確認できます。かんたん入力とNdS+M記法、結果コピーに対応。組合せ数は整数で計算し、確率表示は丸めます。
ダイス確率計算機 (NdS+M 記法・TRPG 対応)について
平均が同じでも、成功しやすさは違います
3d6と1d20の平均(期待値)はどちらも10.5ですが、12以上になる確率は3d6が81/216=37.5%、1d20が9/20=45%。この条件では1d20の方が7.5ポイント高くなります。平均だけで有利・不利を決めず、実際の目標値で比較してみましょう。
「もう1つの条件と比較」でBを追加し、共通の目標と「以上・ちょうど・以下」を選びます。グラフは両条件で同じ横軸を使い、詳細のA/B切り替えで全件の分布表を確認できます。結果はテキストでコピーできます。
記法を知らなくても入力できます
「かんたん入力を開く」で個数・面数・合計に足す数を指定できます。記法入力やプリセットとも連動します。各ダイスは独立で、各面が同じ確率で出る前提です。混在式(2d6+1d8)、最低値除外、有利・不利、振り足しなどゲーム固有の処理には対応していません。
ダイス確率計算機とは
このツールは、TRPG やボードゲームでよく使われるダイス記法(NdS+M) ― 例: 3d6+2(6面ダイス3個の和に2を足す)― から、合計値の確率分布を計算します。「3d6で12以上が出る確率は?」「2d20で30ちょうどが出る確率は?」といった TRPG 判定の検算に使えます。
計算は畳み込み(動的計画法)による完全列挙です。各合計値の組合せ数は整数で正確に数え、表示用の確率は小数へ変換して丸めます。乱数による試行ではないため、サンプリング誤差はありません。
和の分布は中央に山なり ― 中心極限定理の入口
1d6 (1 個のダイス) の出目は 1〜6 まで均等 (各 1/6) ですが、 ダイスを増やすと和は中央に山なりの分布になります。 これは多くの独立な確率変数の和が正規分布に近づく「中心極限定理」 の入り口です。
- 2d6: 合計 7 が最頻値 (確率 6/36 ≒ 16.7%)、 2 と 12 は各 1/36 (≒ 2.8%)
- 3d6: 合計 10・11 が最頻値 (各 27/216 ≒ 12.5%)、 平均値は 10.5
- 4d6: 平均 14、 中央付近に強い山
本ツールは分布表に棒グラフを併記するので、「狙いの数字がどれだけ山の中心 / 端にあるか」が視覚的に分かります。有限個のダイス和は離散分布であり、正規分布そのものになるわけではありません。
TRPG での使いどころ ― 判定確率を事前に計算
「DC (難易度) 12 を 3d6 で抜く」 のような判定の成功率を事前に計算したいときに便利です。
- 3d6 で 12 以上の確率: 81/216 = 37.5%
- 2d6 で 7 以上: 21/36 = 58.3%
- 1d20 で 11 以上 (DnD の典型値): 10/20 = 50.0%
「ちょうど」 「以上」 「以下」 の 3 種類を一度に表示するので、 修正値 (3d6+2 等) の効き目も即座に見えます。 ボードゲームのリスク判定、 確率設計の検算にも。
実際に振りたい場合は別ツール
本ツールは「振らずに確率を計算する」 解析ツールです。 実際に乱数でダイスを振りたい場合は、 別の ダイスツール をご利用ください (4/6/8/10/12/20/100 面に対応)。 確率を知ってから振るのも、 振った後に「これは何 % のレア事象だったのか」 を後付けで調べるのも、 両ツールを行き来できます。
よくある質問
- Q. ダイス記法 NdS+M とは?
- N 個の S 面ダイスを振り、 合計に M を加える記法です。 例: 3d6 = 6 面ダイス 3 個 (合計 3〜18)、 3d6+2 = それに 2 を加える (合計 5〜20)、 1d20 = 20 面ダイス 1 個。 TRPG (D&D、 ソード・ワールド 等) で広く使われます。
- Q. 計算はどのくらい正確?
- 畳み込み(動的計画法)で全ての出目パターンを列挙し、組合せ数は整数で正確に保持します。乱数試行ではないためサンプリング誤差はありません。画面の確率は小数表示へ変換して丸め、極端に小さい値は「<0.001 %」のように表示します。N は1〜100、S は2〜100、修正値 M は-1,000,000〜1,000,000に対応します。
- Q. なぜ 3d6 の最頻値は 10 と 11 なのですか?
- 3d6 の合計が 10 になる組合せは (1,3,6)・(1,4,5)・(2,2,6) など並べ替えを含めて 27 通り、 11 も同じく 27 通り。 平均値 10.5 を挟んで対称に位置しているため両方が最頻値です。 合計 18 (3 個全部 6) は 1 通りしかなく、 約 0.46% でしか出ません。
- Q. 「3d6 で 12 以上」 が 37.5% なのはなぜ?
- 12〜18 が出る組合せは 12=25, 13=21, 14=15, 15=10, 16=6, 17=3, 18=1 で合計 81 通り。 全パターン 6³=216 で割って 81/216 = 0.375 = 37.5%。 本ツールでこの計算を瞬時に確認できます。
出典・参考文献
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